黒糖デザイン会議
kokutodesign.com
黒糖デザイン会議のホームページをご訪問いただきありがとうございます。会議は24年11月末日開始、HPは25年3月1日に開設とまだまだ全てが未熟者です。黒糖愛を如何に皆様にお届けするか、その試行錯誤にお付き合いください。
我々は沖縄黒糖の総合文化誌を出版しました。唯一無二の現代沖縄黒糖文化誌です。
それと同時に本会、本HPを立ち上げております。
まずサトウキビ、製糖、沖縄黒糖、その歴史
サトウキビ、製糖産業は世界史をも動かした世界最大スケールの貿易作物であり農産物加工産業。17世紀初頭に製糖技術が伝来した琉球にとっても貴重な換金作物(お金になりかわる価値のある作物)でした。どのようにして琉球へ伝来したのか、そのダイナミックな歴史をまとめました。
少々長くなりますがお付き合いください。
サトウキビは人類の食文化史において最も歴史を動かした食物ではなかったかと思います。
イスラーム文明、十字軍、コロンブス、マルコポーロ、東インド会社、奴隷貿易、産業革命、鉄砲伝来、琉球王朝、琉球侵攻、明治維新など史実のビッグネームと強い関係性があります。中世以後の世界史に大きな影響を与えたダイナミックな農産物でした。沖縄黒糖の歴史を語る=世界史、日本史、琉球史の横串を刺す旅になります。
沖縄黒糖の原料、さとうきびは世界100カ国で生産されており、世界で最も生産量が多い農作物です。日本では主に沖縄・鹿児島で作られています。
現在、沖縄黒糖は伊平屋島、伊江島、粟国島、多良間島、小浜島、与那国島、波照間島そして西表島の離島8島で工業的に作られています。その他の地域でも手作りのクラフト黒糖生産者がおられます。
サトウキビの原産国はニューギニア、このサトウキビが世界へ広がり、琉球に渡り、沖縄黒糖になり、現在は沖縄離島8島に定着しました。 イスラム教、キリスト教の勢力拡大、大航海時代の探検家達、それらの方々とともに世界中に広まりました。
サトウキビは有史の前半ではその滋養強壮力、希少性から“薬”でした。それがサトウキビ、製糖産業の拡大・発展とともに絶対的な“甘味”になりました。だれもが好きな本能的に訴える良質な甘味です。薬から甘味へ価値転換しました。
また、サトウキビ・砂糖はその魅力、それに起因する経済的価値から多くの侵略、戦争も引き起こしました。奴隷制度はサトウキビ産業から始まったと言われています。このような覇権国による植民地施策で中南米の方々を苦しめました。お膝元の沖縄・奄美の方々を租税負担で苦しめた辛い歴史もありあます。
一方、18世紀後半のイギリス産業革命、19世紀後半の明治維新もこの経済力があったから貫徹でき、文明・文化の発達に非常に寄与したと解釈もあります。
生きる喜び・楽しさとしての食べ物、生死を分ける悲しみを生みだす道具、そして未来へ進む希望の価値。 サトウキビ、黒糖は明・暗様々な顔を持っています。
各時代、覇権国家の成熟過程の事象であったとはいえの、近代社会到達点までの歴史の成り立ちは改めて考えさせられる側面もあります。
参考文献
サトウキビ、製糖、沖縄黒糖に関する参考書情報。簡単に入手可能なものを集めました。
”沖縄黒糖の未来をデザインする”執筆に際して貴重な情報を頂いた引用文献でもあります。
沖縄黒糖、その機能性
~ぬちぐすいとしての黒糖力~
命の薬、“ぬちぐすい”。沖縄黒糖はその誕生から現在まで“ぬちぐすい”として存在してきまた。
“ぬちぐすい”は狭義の意味ではいわゆる生薬的な食べ物を示す言葉だと思いますが、沖縄古来よりの自然観を併せ持って健康的な生活をおくる術(すべ)を指し示す言葉として現在でも使われています。
沖縄黒糖は古くから健康に良い素材であると言われてきています。 黒糖にはさまざまなミネラル、そしてポリフェノールが含まれています。
そしてそれら成分の持つ栄養機能、生理活性(併せて機能性と呼びます)に関してさまざまな研究がなされています。 沖縄は黒糖の本場であり、それら機能性研究で世界をリードしています。
黒糖=元気の源というイメージがあると思います。 何がとう”元気”なのかという研究を少し紹介いたします。
琉球大学の沖縄黒糖偉人研究者
沖縄黒糖、その社会的意義
沖縄のサトウキビ生産を含めてその社会的意義を考えてみる
沖縄のサトウキビ生産、離島の黒糖生産には様々な社会的意義があります。
①基幹農作物として農業を守り、国土の環境を守っています。
②サトウキビは高い二酸化炭素同化能力があり地球温暖化抑制に役位だっています。
③貴重な国産農作物として食料自給率を高めています。
④サトウキビは塩害、台風に強い作物であり、環境が厳しい離島振興の重要な手段となっており、経済活動維持に努め島嶼地域の活性につながっています。
⑤それらにより広義の意味で島嶼地域の国土防衛につながっています。
これらは沖縄の方々でもあまり理解されていないと思います。これらが沖縄にとって、日本にとって重要なのかどうか、考える時期にきている思います。 皆様は如何ですか?
島嶼地区国土保全
与那国島
日本最西端
与那国島
日本最西端のサトウキビ畑
https://maps.app.goo.gl/P4GNTz6oFB82YFcD7
波照間島
有人島として日本最南端
波照間島
日本最南端のサトウキビ畑
https://maps.app.goo.gl/KMkZFdc7CTdskXi77
与那国島
与那国島から一番近い有人島は台湾。
自衛隊レーダーが海峡をにらむ。
海上保安庁大型巡視艇「あさずき」
尖閣の警備を担当
石垣港が母港
さとうきびの日
業界団体新聞広告
沖縄タイムス・琉球新報
201年4月21日
南大東島製糖工場
煙突
大東製糖提供